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仙人の「大学選手権 早慶戦 ロスタイムについて一考」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg  府中の居士さん
 何時もながら的確なコメント、恐れ入り
 ます。愚生のザル頭で舌足らずになり
 意図が少し伝わってないかと?

 過去ロスタイムでの同点・逆転劇があち
 こちであったのは承知してますが、「一
 般のロスタイム」と「タイムキーパー制で
 の終了フォーン後のワンプレイ」とはか
 なり異質なものだと思ってます。

ご存知の通り、ロスタイム方式では時間は両者に与えられ、時間
が切れるまで勝手にゲームを終わらせることは出来ません。しか
るに、残りワンプレイ方式では攻撃権を失ったらそれで実質終了
です。

タイムキーパー制のないロスタイム方式の対抗戦では味わえない
緊張感の中で、選手たちがペナやミスもなく6分間も攻撃を続け、
逆転トライをもぎ取ったところにいたく感銘した訳です。へへへ。

居士さん、来年もよろしく。

                           酔狂不安仙人
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仙人への返信 2018.12.24                            [早大ラグビー部2018]

仙人様へ 
  「大学選手権準々決勝 早慶戦 早稲田十八番の逆転」

居士.png 仙人さん、早稲田は予想通り(い
 や、期待通り)慶応を倒しました。
 それもラグビーの魅力、醍醐味を
 これ以上ない形で見せて。

 敗色濃厚な試合のロスタイムの
 最後の最後に劇的な逆転トライ!

 血が沸騰して全身を駆け巡り、観
衆は思わず立ち上がって雄たけびを上げ、又、ため息を漏らした
ことでしょう。

対抗戦で早稲田に敗れた慶応は、リベンジを誓って対策を練り上
げ、練習を重ねました。しかし、今回も慶応は勝てなかった!
慶応の選手は生涯この試合を忘れることはないでしょう。

残念なことに、私は明治と東海大の試合をBSで観戦してました。
早慶戦のテレビ放映がなかったからです。明治が辛勝した直後の
ことです。アナウンサーが、もう一つの試合(早慶戦のこと)は「試
合はまだ終わっていないが、慶応がリードしている」と「サラリ」と
報じました。

「えっ、何だって?」私は耳を疑いました。早稲田は苦戦するだろう
が負けることはない、と思っていたからです。その後、パソコンで検
索を続けて、ちょっと時間がかかりましたが、「早稲田、ロスタイム
にトライ。逆転1点差で!」を知りました。 やったぜ、ベイビー!

この試合、慶応のデイフェンスも素晴らしかったが、早稲田は慶
応の猛攻に堪えて、最後に十八番の「横+ウィング」で試合を決
めました。強いチームと戦う時の早稲田必殺の戦法。100年の
歴史を持つ早稲田ラグビーの「DNA」戦法です。


ところで、伝統ある早明戦で早稲田はロスタイムに得点を挙げ
「引き分け」たり「逆転勝利」しています。以下はその例です。

1)1990年
   ・ロスタイムに、早稲田は今泉が70M独走して引き分けの
    トライ  早稲田24-明治24 

2)1995年
   ・ロスタイムの最後に、山本が75M走って逆転のトライ
     早稲田20-明治15

3)2001年
   ・ロスタイムに、武川がPG(3点)で逆転
     早稲田36-明治34


上述の3つの早稲田のロスタイムでの逆転は偶然でも幸運でも
ない。ラグビーには試合前半、後半、そしてロスタイムの3つの試
合時間帯があって、粘り強い早稲田が時々ロスタイムに必殺の
逆転劇を見せてくれる、ということです。

体格がよくて鍛え上げれば、強いチームになれるでしょう。しかし、
そのようなチームがラグビーの持つハラハラドキドキの面白さを
見せてくれるとは限りません。大学ラグビーにおいて、早 稲田は
最も面白いラグビーを見せてくれる、そう思います。


正月2日の早明戦は見ものです。明治はすべてを「前に」に賭け
てくるでしょう。土俵際でその明治を早稲田がどうやって料理す
るか。早稲田の頭と腕の見せどころです。

「ハード」と「ソフト」の試合。「ハードをしのいでソフトが勝つ」
初夢が正夢になることを信じて早稲田を応援します。


皆さん、よい年をお迎えください。
                         府中闘球居士
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仙人の「大学選手権 早慶戦観戦記 早稲田奇跡の逆転!」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg 43年間程ラグビー観戦してますが、今
 回のような奇跡的な逆転劇は初めてで
 シビレました。
 勝利の女神が早稲田を勝たせたのか
 と思えるほどです。

 試合は前半2分、キックオフボールを慶
 応が自陣22mの奥でノックオンし早稲
 田スクラムから右、左と振って⑪がトラ
 イ(5点のみ)。逆に7分、今度は慶応に
 攻め込まれ22m内側で早稲田⑩がキ
ックするも慶応にチャージされ懐に入り、そのままトライ(7点)を返される。

対抗戦早慶戦での早稲田の攻撃を慶応は良く研究したようで、早稲田は
なかなか敵陣に入れなく自陣でのディフェンスに時間を割く。前半終了前
の37分、タッチキックから敵陣に入った早稲田は、ラインアウトからのボ
ールをしっかりと繋ぎ、最後は➂が相手を引きずりながらトライ(7点)と前
半は12:7で終わる。


後半は早稲田は開始早々の42分、珍しくPGを狙い外す。 ミスやペナル
ティーで敵陣になかなか進めない早稲田に対し、慶応は果敢に攻め、早
稲田は必死のディフェンスで防ぐも54分早稲田のペナルティーからクィツ
クで大きく回しトライ(5点)をもぎ取る。(12:12の同点)

この後58分、早稲田はPGで3点先行するが、63分自陣ゴール近くの慶応
ボールスクラムからトライ(7点)を献上する。

残り時間が10分を切ると早稲田の攻撃も慶応陣で展開できるようになるが
慶応の防御も固くゴールは遠い。77分、慶応のペナルティーから早稲田ボ
ールのラインアウトのチャンスが来たがノットストレートの反則を取られ、こ
れで4点差のままで終わりかと思われたが、ここで慶応ボールのスクラムで
慶応が早稲田の押しでコラプシングの反則を取られチャンスは再び早稲田
に来る。

残り時間が1分を切った時点で、早稲田はこのペナルティーをタッチに蹴り
出しマイボールラインアウトとし、慎重にスローイン。この時点で80分終了
のホーンが鳴る。これからはミスやペナルティーで慶応に攻撃権が移れば
終わりだ。

早稲田はBKを含めた12,3名でのモールを作り慶応ゴールへ迫るが、慶応
も総員集合のモールディフェンスで対抗し譲らない。早稲田は前へ、右へ、
左へとポイントをずらしながらフェーズを重ね(二十数回?)執拗に攻撃し、
遂に慶応にオフサイドのペナルティー(早稲田のアドヴァンテージ)を誘う。

このアドヴァンを契機に早稲田は一挙にBK展開し、84分やや手薄になっ
ていた慶応ディフェンス陣のスキを突きタッチライン際を走り抜け⑪がイン
ゴールに飛び込んで勝利のトライを挙げた。

20:19の1点差、まさに薄氷の勝利である。


ゲームとしては前半は互角としても、後半は慶応に支配された展開であっ
たが、ここでもディフェンスが崩れること無く、我慢強く慶応を止めていたの
が印象的だった。

奇跡というのは4点差を追った最後の6分弱の早稲田の攻撃である。(サ
ドンデスのような状況で)6分という長い時間にミスなくペナルティーなく攻
撃を持続し続けた集中力が実に見事なのである。

春季の上井草での練習試合でポロポロミスばかりの状況が頭の片隅に
あるだけに、何処かでミスが出るのではとの危惧があり最後のトライまで
信じられない思いでした。


次はこれまた予想通りの準決勝早明戦です。難敵明治にはスクラムとキ
ープレイヤー対策が必要なことは言うまでもありません。


私の観戦ノートには2014年1月12日の国立競技場での大学選手権決勝
の帝京戦(34:41で敗北)以来、正月の選手権観戦記録がありません。
早稲田は5年振りの準決勝戦進出なのです。

1月2日明治に勝利し、1月12日に5年ぶりに帝京と決勝戦で戦えることを
期待し2018年の観戦記を終わります。

皆様、良いお年をお迎えください。

                                  酔狂不安仙人
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仙人への返信 2018.12.8                             [早大ラグビー部2018]

仙人様へ 
  「早明戦 敵を知り己を識るは百戦して危うからず」

居士.png 早明戦は伝統の一戦に恥じな
 い素晴らしい試合でした。明治は
 徹頭徹尾明治らしく攻め、受ける
 早稲田はいかにも早稲田らしく守
 りそして攻めました。早稲田のリ
 ードが最後まで続き、満員のスタ
 ンドはラグビーの醍醐味に酔い
 痴れました。

私の観戦記も、仙人のご意見、感想と重複しますので、あえて
視点をずらしたり、プレーの細部にこだわって書くことにします。

1.明治は下馬評通り「攻め」のチームだった。
  明治が突進する姿は、北島監督の「前へ!」の具現化そのも
  のでした。
   ・重い体重を活かしたスクラムとモールは磨き抜かれて
    いました。特にスクラム時の低姿勢からのセカンドプッ
    シュには大きな破壊力が秘められていました。
   ・ボールを手にすると明治のバックスは瞬時もためらうこ
    となく、早稲田のデフェンスに突進しました。身をかが
    め加速度を付けて。

  明治は「縦の直線的突進」にこだわっていましたが、これが「明
  治ラグビーだ!」のプライドがあったからでしょう。この縦の直
  線的攻撃は、試合終了前に2トライ(+ゴール)を挙げて激しく
  早稲田を追い上げるその直前まで続きました。

  仮に、この2トライを挙げたような展開を明治が早くから進めて
  いたら、試合結果はどうなっていたか、判りません。その意味
  では「明治は縦の押し(スクラム)に勝ったが、縦の押しに賭け
  過ぎたが故に逆に負けてしまった」といえるかもしれません。

  ・見落としていないという意味で記しますが、明治のディ
   フェンスもFWと遜色のない実に堅固なものでした。


2.早稲田の戦法

  試合前の相良監督の檄は次のようなものではなかったか。
  「少得点の争いにせよ。どのプレーも手を抜くな。徹底してやれ」
  ・当然、第1はディフェンス。攻撃は第2だ。順番を間違え
   るな。スクラムは低く組め。そして踏ん張れ。そうすれば
   持ち堪えられる。押されて後退するのはやむを得ないが、
   粉砕されるな。
  ・明治はボールを持つと迷わず突進してくる。だからディ
   フェンスラインを上げて、相手がスピードを増す前に止
   めろ。低いタックルだ。一発で止めろ。一人でダメなら
   二人で止めろ。アシストを忘れるな。
  ・逃げずに正面からタックルせよ。安心してよい。明治が
   サイドステップを踏むのをみたことない。だからタックル
   が空振りすることは無い。反則はするな、攻撃権を明
   治に渡すな。
  ・攻撃する時はできるだけボールを回せ。早く回せ。タッ
   チライン近くのエリアにボールを運べ。早稲田の土俵は
   昔からそこにある。明治のディフェンスに間隙が出来る
   から、その間隙を見逃さずに突っ込め。

 必ずアシストせよ。サイドステップを使え。切り返して走る方向を
 変えろ。手を使って迫る明治の選手を叩きのめせ。なあに、ちょ
 っとした力で潰せるし、直線で走りこんでくる明治をかわせる。
 間隙を縫って走ればトライだ。

 キックはゴールポストの中央を狙ってしっかり蹴れ。中途半端に
 蹴るな。気を静めてな。キックが成功すれば早稲田は勝てる。
 絶対勝てる。
  

3.早稲田の勝因

 早稲田はこれらをすべて高い水準でやってのけたと思う。早稲田
 には、これは?という弱点は何処にもなかった。

 早明戦を迎えるにあたって、早稲田は明治を徹底的に分析し対策
 を検討した。「備えあれば憂いなし」「敵を知り己を識れば百戦して
 危うからず」・・・格言を信じて準備をしたのだ。

 ・早稲田は明治の強力スクラムに悩まされたが、最後ま
  で堪えた。押されはしたが、一度も破壊されることは無
  かった。明治のスクラムやモールによるトライも皆無だ
  った。バックスも胸のすくようなタックルを何度もやって
  のけた。
 ・早稲田の勝因は、危険もあるが得意とするエリアに走
  りこんで数少ない得点チャンスをものにしたことにある。

 往年の早稲田のプレーが再現されたような印象だった。

  グランドを大きく使う。若い選手がラグビーセンスを活かして生
  き生きとプレーする。前に出て戦う。身体で勝る相手と戦う時は
  必ずアシストして自側の力を倍加させるなどの場面が随所に
  見られた。早稲田はチームも選手個人も持っている能力を遺
  憾なく発揮したと思う。


4.大学選手権

  ・大学選手権で早稲田は慶応、明治と再戦するのではないか。

 帝京、早稲田、慶応、明治は対抗戦ではほとんど「四つ巴」だった
 のだから。(対抗戦グループ以外のチームの実力を全く知らずに、
 こう予想するのは無茶話であることは分かっています)

 再戦することになったら、慶応も明治も対早稲田策を次々と打ち
 出してくるだろう。今度は早稲田が追われる立場だ。早稲田は前
 回とは違うどのよう対応策を用意するのだろうか。興味は尽きない。

 各チームの「傾向と対策」は何か。今度は「知力」の戦いになるだ
 ろう。知力で勝負が決まるラグビーもきっと面白い。

 早稲田の大学日本一をぜひ見たいものだ。


ヒッヒッヒッ・・・またまた長くなってしまった。
少しだけ長めに、勝者の余裕というか、鷹揚さを味わいたいもの。

                         府中闘球居士
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仙人の「早明戦観戦記 早稲田創部100周年対抗戦同率優勝」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg 多くの方はTVで観戦されておられるの
 で試合の詳細は述べません。

 以前早慶戦の方で触れておりますが、
 明治とFWで4分6分の戦いが出来れば、
 一枚金看板の抜けた明治のBKよりも
 早稲田のゴールデンBK陣の方に分が
 あり、早稲田優位と申し上げましたが
 その通りで、最後まで早稲田のFWは
 なんとか“これが命〝の明治FWに対
 抗していました。

 自陣ゴール近くでのモールでの力攻めのトライやスクラムトライ
(含む認定トライ)などFWによる圧倒的なトライの献上はは一つ
もありません。

明治に押されてはいましたが想定内です。むしろ明治のチャンス
のスクラムでコラプシングを取るなど健闘したと云うべきでしょう。

予想以上だったのは早稲田のディフェンス力で、後半最後の明
治の必死の攻撃も鋭い低いタックルで潰しておりました。今季最
高のディフェンスだったと思います。

明治が敗れたのは戦略に誤り?があったような気がします。

帝京戦の様に2,3トライ以下のロースコアで早稲田を抑えれば勝
機ありと踏みロースコアのゲームを選択したのでしょう。顕著な
のは前半13分、早稲田に1トライ先行された後のPGで、まだ時
間は充分にあるので、タツチに蹴り出してラインアウトにしト
を狙うかと思ったら、PGを選択しました。あまりにも消極的な攻
め方で、取れるところは安全に取っておこう姿勢が見え見えでし
た。ギラギラした貪欲さの無さが試合に見られたようでこれでは?
と思ってしまいました。

明治にとって想定外だったのは早稲田のディフェンスの低さと
速さでしょう。FW第3列やBK陣の地力で早稲田のディフェンス
陣を切り裂き突破できると考えていたのが突破できず、最後は
ロングキックかタッチキックで攻撃権を早稲田に渡してしまうか、
最悪ペナルティーで攻撃権を失うケースすらありました。

早稲田はこの試合、前半3分相手ペナルティーからのラインア
ウトに始まる1年生FB河瀬のトライを皮切りに、取られば取り
返す試合運びで、一度も明治に主導権を渡すことなく残り10分
を18点差で迎えた。

明治は必至の反撃で、後半36分、40分と2トライ返し4点差まで
迫ったが、既にロスタイムで自陣からパスで繋ぐしかない攻撃。
ここで早稲田のディフェンス陣に絡まれやむなくノットリリースの
ペナルティーを取られ、早稲田がタッチに蹴り出して31:27で
ノーサイドとなった。

早稲田の勝因は最後まで破れず明治を止め続けたディフェンス
網と劣勢ながらも持ちこたえ、時には明治FWを圧倒した早稲田
FWの健闘にあると言えよう。

これで帝京と共に6勝1敗で同率優勝と言う訳だが、今まで覚え
がない同率優勝でしかも帝京には敗れているので、実質2位扱
いなので素直には喜べない気分だった。

大学選手権は2位として、12/16日の第3回戦でなく22日の準々
決勝から出場となるが、今回の早明戦から二つばかり注文を付
けたい。

一つはFW陣だ。8人が纏まった低いスクラム組める鍛錬とライ
ンアウトの精度アップだ。

今一つは緩みだ。残り10分で18点差になった時に、これで行け
ると緩まなかったか? 明治はこのままでは終わらない!絶対
にトライを取りに来ると思い、”早稲田緩むな”と思わず声を出し
たが、明治の必死さが早稲田を超え2トライ奪取されてしまった。
最後の最後まで集中し全力で戦って欲しいのだ!

12/22日の準々決勝での早慶再戦はあるのか?
久しぶりの正月準決勝に進出し、そこで早明再戦は実現するの
か? 楽しみは多い!

12/22日までの期間は4チームだけに与えられた特権だ。この
期間に体調を整え、対抗戦で明らかになった課題を総括し練
習に落とし込み、更に凖々決勝での対戦相手(京産か慶応)
対策を立て、正月越えを是非とも実現して欲しい。
創部100周年の記念シーズンに。

                        酔狂不安仙人
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仙人への返信 2018.11.28                          [早大ラグビー部2018]

仙人様へ 
  「早稲田は今年も慶応を仕留めてくれました」

居士.png 早稲田は今年も慶応を仕留めてく
 れました。それも1トライ・ゴールの
 7点差で。

 仙人が記載されたように、慶応は
 僅差で早稲田に負け続けていま
 す。慶応は慶明戦で勝利した今
 年こそ、早稲田の連勝を止めて
 「積年の借りを返す。今年は出来
る!」と意気込んだに相違ありません。

タイガージャージを着た慶応は炎のタックルで猛虎のごとく早稲
田に襲いかかるでしょう。 慶応有利か?の下馬評がある中で、
早稲田が用意する作戦は何か。

第一はデフェンス。それに命を懸けるだろうが慶応を止め切れる
か。次いで得点をどうやって挙げるのか 私はこんなことを思いな
がらTV観戦しました。

私の観戦記そして早明戦への展望を書きます。

<早慶戦観戦記>

 寸評ー早稲田はデフェンス(組織)と岸岡のキック(個人)で勝っ
 た。

 1.スクラムは、試合開始直後は平均体重が3kg重い早稲田が
   慶応に押し負ける印象があったが、その後はおおむね互角。
 2.早稲田のデイフェンスは見事だった。慶応のバックスはスク
   ラムやラインアウトでボールを手にすると、早稲田のデフェン
   スラインめがけて前に走った。何度も何度もだ。慶応はフェー
   ズ数を増やしても早稲田のデフェンスを 突破できないどころ
   かゲインさえ満足にできなかった。 早稲田のデフェンスがし
   っかりしていたからだ。早稲田は突進する慶応の選手の足
   を抱え込んで倒すロータックルを随所に見せた。
3.岸岡のキック力には驚いた。岸岡は、試合終了の笛が鳴るま
  で正確無比なロングキックを蹴り続けた。自陣からのDGは
  放物線を描いて信じられない距離を飛びバーを超えた。
  私はその昔、植山や本城が蹴ったDGのシーンを思い出した。
  岸岡のキックは実に正確。岸岡のロングキックで、早稲田は
  ゲームラインを前に進め、また、失点危機を脱した。岸岡の
  キックは早稲田に勝利をもたらしただけでなく、ラグビーに息
  を飲むような面白さがあることも示してくれた。サッカーに劣
  らぬエンターテインメントがあることを披露したのだ。2万の
  観衆の前で。

4.若い選手の突破力
  斎藤のラグビーセンスも素晴らしかったが、中野の突進・突
  破力も堪能した。その他の選手が、ボールを持って走る選
  手のフォローも徹底していた。

5.少し違ったことを書きたい。
  早稲田は試合には勝った。しかし試合後半のみの得点は、
  早稲田10点に対し慶応14点・・慶応は早稲田に勝っている。
  早稲田は前半の貯金のお陰で試合に勝った。

  繰り返すが、私は後半のハーフにそのチームの実力が表れ
  ると考える者だ。ボールの支配率は、
    前半が早稲田51%、慶応49%
  試合を通してのボール支配率は、
    早稲田48%、慶応52%

  試合後半だけなら、得点でもボール支配率でも慶応が勝って
  いる。早稲田は岸岡の信じられないようなDGで3点を先取で
  きたからよいが、失敗していたら点差が4点になるだけでなく、
  試合の流れも大きく 変わっていたであろう。試合の最後の局
  面で、慶応がトライだけを狙って懸命に攻め込んでいたら、勝
  利の女神ははたしてどちらに微笑んだか。 DGは成功の確率
  が極めて低い。距離が長くなればなおさらだ。

  確率的に考えれば、岸岡のDGはバクチ。岸岡がバクチに挑
  戦し自分の技量と自信で勝って見せたのである。岸岡はトラ
  イ後のGKを再度DGで蹴ったが、これはいただけない。この
  ようなプレーは1度で結構。


<早明戦の展望>

仙人ご指摘のように、明治は徹頭徹尾FWを前面に立てて
  挑んでくるでしょう。早稲田は明治のスクラムやモールに早
  いデフェンスで何としても堪えねばなりません。堪えきれば、
  早稲田に勝機が訪れるでしょう。

  明治の「縦」に対して、早稲田は「横」の展開で得点を狙うの
  です。伝統の戦法です。

  明治の「力」と早稲田の「頭脳(キック)とスピード」の試合は、
  昔の試合映像と 二重写しになって、オールドファンをしびれ
  させることでしょう。 「小能く大を制す」「柔能く剛を制す」こ
  の試合は、あたかも柔道の試合のようです。 柔道は1対1
  の肉弾戦ですが、ラグビーは団体の肉弾戦です。

  お互いにチームの伝統をかけて語り継がれる試合を見せ
  てくれることを期待します。

                         府中闘球居士
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仙人の「早慶戦観戦記 & FWを止めれば明治に勝てる!!」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg ラグビー早慶戦は、私にとっては何時
 もながら、今一つ熱くなれないゲーム
 です。それは、試合前の下馬評は色々
 あっても、終わってみれば早稲田の勝
 利と言うことが余りにも多いからです。

 この10年の私の観戦メモを見ても、
 2009年は10:10で引き分け、2010
 年は8:10で負けていますが、以降
 2014年の25:25の引き分けを挟み
 昨年20‘17年まで僅差の試合は数
回ありますが、負け無しだと言うことにあるようで、早稲田が弱い
弱いと言われながらも慶応には勝っているからです。
(今年を含め今までに95回戦って68勝20敗7分けだそうですから
慶応にとっては早稲田は相性が良くない相手なのかも?)


昨年よりも心持少ない(と言っても2万人弱の)観客を前に慶応の
キックオフで試合が始まった。お互いに攻め込んだり攻め込まれ
たりの攻防が続いたが、慶応に肝心なところでのラインアウトのミ
スがあったり、ペナルティーがあったりで慶応の攻撃は早稲田の
ディフェンスに阻まれる。

得点は意外なところから。前半25分、慶応のドロップアウトからの
ボールをSO岸岡が自陣10mの外から相手ゴールラインに向かっ
て大きく蹴ったのだ。観客は一瞬どこに蹴るのだ?と沈黙したが、
ボールがゆっくりとゴールポストの間に吸い込まれるとDGだと分
かりどよめく。長い間ラグビーを観ていても50mを超すDGは初め
てだ。

この後29分、相手ペナルティーから敵陣深いラインアウト。素早く
モールを形成し、慶応にディフェンス陣形成の暇を与えずトライ。
更に41分、前半終了際SH斉藤がPGを決めて11:0で後半戦へ。

後半は慶応も反撃。後半5分、慶応陣22mから大きく展開されト
ライを献上。12分、今度は早稲田、ルーキーFB河瀬が右に抜け
出し、フォローする同窓ルーキーのWTB長田にパスする。長田
は快足を飛ばしタッチライン際を疾走、フォローに入ったSH斉
藤にラストパスし斉藤はそのまま相手ディフェンスをかわしなが
らゴールへ飛び込む。絵に描いたような綺麗なトライに観客が
どよめく。このあと、28分CTB中野のFW並みの体力と自慢の
走力で1トライを取り21:7とする。

慶応も必死の反撃で、33分早稲田のペナルティーから早稲田
陣深いラインアウト。モールをぐいぐい押し込みトライ。ゴール
も決まって21:14、更にロスタイム間際に慶応ボールの早稲田
陣5mスクラムを押すがゴール2m前で痛恨のノックオンをする。
早稲田ボールとなって自陣5mスクラムからタッチに蹴出しノー
サイド。

慶応は早帝戦を観て早稲田対策としてメンバーを一部替えFW
を強化したようだが、スクラムは早稲田とほぼ互角でしかなかっ
た。慶応は総じて鍛錬され纏まったチームだが、スターが少な
い。トライゲッター丹治(FB)を(故障上がりか?)後半から入れ
てきたが、1人では早稲田のディフェンスの壁は破れなかった。

早稲田はFW,BK含めディフェンスが頑張った。15人中4年生
がPRとHO2人しかいないと言う若いチームだが、SH以降FB
まで大学随一?の人材がいる。闘う内に経験を積み、更に伸
びることを期待したい。(怪我をしないで!)

早明戦を含め、大学選手権での戦いを見渡してみよう。

FW第一列が難点で、今回先発のHOはラインアウトのスロワ
ーとしては良いがスクラムは強くない?との評もある。(今回
後半途中からHOをスクラムに強い選手に代えたらラインアウ
トが乱れてしまった。スクラムは安定したのかも知れないが。)

右PRは極めて優秀だが何せ1年生!これからの長い選手権
を1人で支えられるか?早明戦はその試金石である。

LO陣は今後予想される外人交じりのチーム(リーグ戦チーム、
関西チーム)に対抗出来るか?

第三列は現状がベストのメンバーだが長丁場を乗り切るため
には人材不足だろう。激しくぶつかり合うポジションだけに故
障に備えた優秀なリザ要員が必要だ。

ついでに12/2日の早明戦だが、ここ数年勝ったり負けたりを繰
り返している。今年は明治は早帝戦での帝京の戦いを参考にし
ながら、FW戦に総力を挙げてかかって来るだろう。今年は明
治BKには、昨年までの梶村の様なトライゲッターがいないの
で、早稲田はこのFW攻撃に耐えに耐えて数少ないワンチャン
スをゴールデンBK陣がモノに出来れば勝機はある。

一昔前の早明戦に戻りそうだ。

今年は早明戦で勝てば、勝った方が帝京との同率優勝となる。
(ただし順位としては帝京に次ぐ2位)そして大学選手権も12/22
日の凖々決勝からの登場となる。早稲田が負ければ、おそらく
明治が2位早稲田3位となろうが、この場合12/16日の第3回戦
で関西3位(京産?)と戦い、勝つと対抗戦2位の明治と準々決
勝で再戦することなろう。

若い早稲田が秩父宮を縦横無尽に走り回り、早稲田の春を引
き寄せて欲しいものだ!
                        酔狂不安仙人
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仙人への返信 2018.11.19                           [早大ラグビー部2018]

仙人様へ 
  「早稲田にはラグビーがよく似合う。私は悲観していません」

居士.png 仙人の11/17付けの記事を拝見し
 ました。「なぜ前半早稲田は手も
 足も出ない状況から脱出できなか
 ったのか?」の仙人のご疑念を私
 も持ちました。手前勝手な解釈に
 なりますが、私の意見を記します。



1.ラグビーは次の特徴を持つスポーツだと理解しています。
 ・格闘技であること−フィジカルの強さが試合終了まで続けば
  勝つ。
 ・精神面の強さも勝敗に大きく寄与する。
 ・相手により作戦(情報・戦略・戦術)を変える−敵を知り己を
  識るは百戦して危うからず。

2.前半、早稲田は得点できなかった
 ・「試合開始早々早稲田がトライを取っていれば試合展開は
  かなり違っていただろう」
  −私も「試合展開は違っていた」と思います。しかし「試合は
   面白くなったでしょう」が、この試合、早稲田は勝てなかっ
   たと思います。試合時間80分は長い。試合終了のホイッ
   スルが鳴ると選手は精魂尽きてグランドに倒れ込むほど
   です。試合を決めるのは「流れではなく実力」です。
 ・「早稲田に反則が多かった」
  −帝京のスクラムが予想より強く、デフェンスは素早く、又、
   フィジカルが強かったから、早稲田は焦ってボールが手
   につかず、ノックオン、ノットリリースザボールなどの反則
   を繰り返し、帝京にボール支配権を渡したのではないか。

   帝京は、反則で得たボールをタッチに蹴り出して攻撃ライ
   ンを大きく前進させ、マイボールラインアウトでボールを
   手にし、目前のゴールラインめがけてモールやスクラムで
   勝負に出た。気が付いたら早稲田は20点も取られていた。

   この時間、脚力はほとんど使われていない。取っ組み合い
   とキックと押しくらまんじゅうに勝って、帝京はトライを重ね
   た。早稲田は防御策をなぜ素早く講じられなかったのか。
   このような場面を想定した練習を十分してきたはずなのに。
   早稲田は帝京の戦法にただ「あたふたとしていた」と思え
   てならない。

   ラグビーは、攻撃力よりも防御力を優先して鍛えないと試
   合に勝てない。実力が拮抗する場合は特にそうだ。失点を
   最小にして相手より1点でも得点を増やす。肉を切らせて
   骨を切るのだ。

   帝京は早稲田戦に備えて十分研究し練習をしてきたと思
   います。帝京にすれば「してやったり!」だったでしょう。

   大学選手権で早帝戦が実現したら、早稲田に帝京を押さ
   え込んで借りを返してもらいたい。僅差でよいから。

3.後半、早稲田が勝った
 ・ハーフタイムを経て、早稲田は別人のように変化した。監督、
  コーチ、選手たちは帝京の強みと弱み、早稲田の強みと弱
  みを明確にし、それをどう組み合わせて相手を組み伏せる
  か検討した。対策は正解だった。

 ・後半の得点は、早稲田28−帝京17(トライに換算すると
  W5.6−T3.4)、早稲田はトライ換算で2トライの差をつけた。
  この2トライは実力の差だ。
 ・後半、両チーム合計で9トライ(トライ換算)している。これは
  平均4〜5分に1回トライしていることになる。観戦記による
  と、早稲田、帝京は4〜5分毎に交互に得点をあげている。
  要するに早稲田と帝京の実力は互角に近いか。
  数字で表現すれば55対45くらいか。もちろん早稲田の実
  力が勝る。

4.帝京が後半、PGを選択したこと
 ・私もPGを選んだ積極的理由はわからない。「PGを選んで
  も」「選ばなくても」どちらでもよかったと思う。
 ・しかし、帝京がひどい疲労に襲われていたとするなら、疲労
  が少なくて3点取れるPGを選択し、勝利を確実なものにしよ
  うと考えたかもしれない。
   (帝京が手抜きを選択したとは私も思わない。ラグビーは
   「水に落ちた犬を打て」、なのだ。次に対戦した時に返り
   討ちに遭わないために)
  このあと、早稲田は少ない残り時間に2トライを挙げた。帝京
  はもはやこの2トライを防御することはできなかったのではな
  いか。

5.早稲田は後半にラグビーの持つ3つの特徴(上述)を見事に
  実践して、「試合には負けたが、ラグビーには勝ってみせた」
  のである。


早稲田には、残りの対戦相手である慶応と明治にぜひ勝ってほ
しい。帝京、明治、慶応は目下3勝1敗の「三すくみ」状態にある。
明治も慶応も今年は個性あるチームで手強いようだ。

早稲田は、対明治戦、対慶応戦の戦い方をそれぞれ研究してそ
の成果を秩父宮で満員の観衆の前で見せてくれ。

なにせ早稲田ラグビー部は、今年創部100周年なのだ!

                        府中闘球居士
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仙人の「帝京が負けた! 早稲田は?」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg 居士さんの予想通り、帝:明戦は明治
 が勝ちましたね! 

 早稲田が慶、明を連覇すれば2位。
 (帝京に負けているので、帝京が1敗
 でいる限り早稲田には優勝はない!)

 2位に納まると、大学選手権は準々決
 勝からの出場です。

 更なる波乱を期待します。

早実も今年は花園出場とか、学院も地区でベスト8位までは
行ったようですね。推薦入学も一部発表になってますが、大
型PRはいないようです。早実や学院からの内部入学の中に
良い玉がいると良いですね! 

                        酔狂不安仙人
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仙人の「早稲田の実力を見極めたい!」                                                        [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg 居士さん、色々コメント有難うございます。
 私が分からないのは、後半の様なラグ
 ビーも出来るのにな、なぜ前半手も足
 も出ない状況から脱出出来なかったの
 か?ということです。
 (前半の立ち上がり早々帝京ゴール前
 に攻め込みトライを取っていたら試合の
 展開はかなり違っていたでしょう!)

 帝京は点差が開いたからといって攻撃
 の手を緩めるようなチームではありませ
ん。(その意味で今回の後半のPG選択は?理解出来ません)
早稲田が後半普段の力を発揮出来ただけです。

早稲田のFWは今回はマイボールラインアウトは7本すべて成功
してますし、マイボールスクラムも、押されて本来の球出しとは違
うのかもしれませんが、5回すべてキープしてます。
(相手ボールのラインアウトやスクラムは逆に殆ど何も出来てま
せんが・・・)

ペナルティーでタッチキックから自陣深い敵ボールラインアウトと
なりモールを押し込まれトライを取られるケースと自陣ゴール前の
敵ボールスクラムを押しこまれてトライを献上するケースが今回の
ケースです。(ゴール前のモールやスクラムのコラプシングが悪質
だとみなされ認定トライになるようなことが無かったので少々安心
しましたが)

なぜ早稲田にはペナルティーが帝京の5倍も多いのか?

ベースとしては彼我の体格差があるように思いますが、ブレイクダ
ウン時のノットロールアウェイ、ノットリリースザボール、オーバー
ザトップなど相手からペナルティーの形を作らされている気がしま
す。

選手は規律、規律と言って日頃から練習しているので自らペナル
ティ—を意図的に犯すことは無いでしょう。ペナルティーを判定す
るのはレフェリーなので、そことの意思疎通(コミュニケーション)
はどうだったのか?当日の町田さんは癖のない人だと思いますが。

帝京にNo8とCTBに大型外人が入るのは判っていたわけで、対
策を練れなかった早稲田が準備不足だと言えよう。

いづれにしても、来春の再戦が待たれるが、そこまで行けるか?
見通せない。

対抗戦で残りの対慶応、明治戦に連破すれば対抗戦2位となり
ます。早稲田は帝京に負けているので、帝京が1敗でいる限り
早稲田には(複数校の)同率優勝はありえても、1位はありませ
ん。

選手権では準々決勝からの出場になるが、3回戦か準々決勝
でリーグ戦の大東や東海、関西の天理、京産、立命に敗れれ
ば帝京との対戦チャンスはありません。

さしずめ早慶戦、早明戦を楽しみます。
                            酔狂不安仙人
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