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仙人の「早明戦観戦記 早稲田創部100周年対抗戦同率優勝」                                                         [早大ラグビー部2018]

仙人b.jpg 多くの方はTVで観戦されておられるの
 で試合の詳細は述べません。

 以前早慶戦の方で触れておりますが、
 明治とFWで4分6分の戦いが出来れば、
 一枚金看板の抜けた明治のBKよりも
 早稲田のゴールデンBK陣の方に分が
 あり、早稲田優位と申し上げましたが
 その通りで、最後まで早稲田のFWは
 なんとか“これが命〝の明治FWに対
 抗していました。

 自陣ゴール近くでのモールでの力攻めのトライやスクラムトライ
(含む認定トライ)などFWによる圧倒的なトライの献上はは一つ
もありません。

明治に押されてはいましたが想定内です。むしろ明治のチャンス
のスクラムでコラプシングを取るなど健闘したと云うべきでしょう。

予想以上だったのは早稲田のディフェンス力で、後半最後の明
治の必死の攻撃も鋭い低いタックルで潰しておりました。今季最
高のディフェンスだったと思います。

明治が敗れたのは戦略に誤り?があったような気がします。

帝京戦の様に2,3トライ以下のロースコアで早稲田を抑えれば勝
機ありと踏みロースコアのゲームを選択したのでしょう。顕著な
のは前半13分、早稲田に1トライ先行された後のPGで、まだ時
間は充分にあるので、タツチに蹴り出してラインアウトにしト
を狙うかと思ったら、PGを選択しました。あまりにも消極的な攻
め方で、取れるところは安全に取っておこう姿勢が見え見えでし
た。ギラギラした貪欲さの無さが試合に見られたようでこれでは?
と思ってしまいました。

明治にとって想定外だったのは早稲田のディフェンスの低さと
速さでしょう。FW第3列やBK陣の地力で早稲田のディフェンス
陣を切り裂き突破できると考えていたのが突破できず、最後は
ロングキックかタッチキックで攻撃権を早稲田に渡してしまうか、
最悪ペナルティーで攻撃権を失うケースすらありました。

早稲田はこの試合、前半3分相手ペナルティーからのラインア
ウトに始まる1年生FB河瀬のトライを皮切りに、取られば取り
返す試合運びで、一度も明治に主導権を渡すことなく残り10分
を18点差で迎えた。

明治は必至の反撃で、後半36分、40分と2トライ返し4点差まで
迫ったが、既にロスタイムで自陣からパスで繋ぐしかない攻撃。
ここで早稲田のディフェンス陣に絡まれやむなくノットリリースの
ペナルティーを取られ、早稲田がタッチに蹴り出して31:27で
ノーサイドとなった。

早稲田の勝因は最後まで破れず明治を止め続けたディフェンス
網と劣勢ながらも持ちこたえ、時には明治FWを圧倒した早稲田
FWの健闘にあると言えよう。

これで帝京と共に6勝1敗で同率優勝と言う訳だが、今まで覚え
がない同率優勝でしかも帝京には敗れているので、実質2位扱
いなので素直には喜べない気分だった。

大学選手権は2位として、12/16日の第3回戦でなく22日の準々
決勝から出場となるが、今回の早明戦から二つばかり注文を付
けたい。

一つはFW陣だ。8人が纏まった低いスクラム組める鍛錬とライ
ンアウトの精度アップだ。

今一つは緩みだ。残り10分で18点差になった時に、これで行け
ると緩まなかったか? 明治はこのままでは終わらない!絶対
にトライを取りに来ると思い、”早稲田緩むな”と思わず声を出し
たが、明治の必死さが早稲田を超え2トライ奪取されてしまった。
最後の最後まで集中し全力で戦って欲しいのだ!

12/22日の準々決勝での早慶再戦はあるのか?
久しぶりの正月準決勝に進出し、そこで早明再戦は実現するの
か? 楽しみは多い!

12/22日までの期間は4チームだけに与えられた特権だ。この
期間に体調を整え、対抗戦で明らかになった課題を総括し練
習に落とし込み、更に凖々決勝での対戦相手(京産か慶応)
対策を立て、正月越えを是非とも実現して欲しい。
創部100周年の記念シーズンに。

                        酔狂不安仙人
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