仙人の「大学選手権 早慶戦観戦記 早稲田奇跡の逆転!」 [早大ラグビー部2018]
43年間程ラグビー観戦してますが、今
回のような奇跡的な逆転劇は初めてで
シビレました。
勝利の女神が早稲田を勝たせたのか
と思えるほどです。
試合は前半2分、キックオフボールを慶
応が自陣22mの奥でノックオンし早稲
田スクラムから右、左と振って⑪がトラ
イ(5点のみ)。逆に7分、今度は慶応に
攻め込まれ22m内側で早稲田⑩がキ
ックするも慶応にチャージされ懐に入り、そのままトライ(7点)を返される。
対抗戦早慶戦での早稲田の攻撃を慶応は良く研究したようで、早稲田は
なかなか敵陣に入れなく自陣でのディフェンスに時間を割く。前半終了前
の37分、タッチキックから敵陣に入った早稲田は、ラインアウトからのボ
ールをしっかりと繋ぎ、最後は➂が相手を引きずりながらトライ(7点)と前
半は12:7で終わる。
後半は早稲田は開始早々の42分、珍しくPGを狙い外す。 ミスやペナル
ティーで敵陣になかなか進めない早稲田に対し、慶応は果敢に攻め、早
稲田は必死のディフェンスで防ぐも54分早稲田のペナルティーからクィツ
クで大きく回しトライ(5点)をもぎ取る。(12:12の同点)
この後58分、早稲田はPGで3点先行するが、63分自陣ゴール近くの慶応
ボールスクラムからトライ(7点)を献上する。
残り時間が10分を切ると早稲田の攻撃も慶応陣で展開できるようになるが
慶応の防御も固くゴールは遠い。77分、慶応のペナルティーから早稲田ボ
ールのラインアウトのチャンスが来たがノットストレートの反則を取られ、こ
れで4点差のままで終わりかと思われたが、ここで慶応ボールのスクラムで
慶応が早稲田の押しでコラプシングの反則を取られチャンスは再び早稲田
に来る。
残り時間が1分を切った時点で、早稲田はこのペナルティーをタッチに蹴り
出しマイボールラインアウトとし、慎重にスローイン。この時点で80分終了
のホーンが鳴る。これからはミスやペナルティーで慶応に攻撃権が移れば
終わりだ。
早稲田はBKを含めた12,3名でのモールを作り慶応ゴールへ迫るが、慶応
も総員集合のモールディフェンスで対抗し譲らない。早稲田は前へ、右へ、
左へとポイントをずらしながらフェーズを重ね(二十数回?)執拗に攻撃し、
遂に慶応にオフサイドのペナルティー(早稲田のアドヴァンテージ)を誘う。
このアドヴァンを契機に早稲田は一挙にBK展開し、84分やや手薄になっ
ていた慶応ディフェンス陣のスキを突きタッチライン際を走り抜け⑪がイン
ゴールに飛び込んで勝利のトライを挙げた。
20:19の1点差、まさに薄氷の勝利である。
ゲームとしては前半は互角としても、後半は慶応に支配された展開であっ
たが、ここでもディフェンスが崩れること無く、我慢強く慶応を止めていたの
が印象的だった。
奇跡というのは4点差を追った最後の6分弱の早稲田の攻撃である。(サ
ドンデスのような状況で)6分という長い時間にミスなくペナルティーなく攻
撃を持続し続けた集中力が実に見事なのである。
春季の上井草での練習試合でポロポロミスばかりの状況が頭の片隅に
あるだけに、何処かでミスが出るのではとの危惧があり最後のトライまで
信じられない思いでした。
次はこれまた予想通りの準決勝早明戦です。難敵明治にはスクラムとキ
ープレイヤー対策が必要なことは言うまでもありません。
私の観戦ノートには2014年1月12日の国立競技場での大学選手権決勝
の帝京戦(34:41で敗北)以来、正月の選手権観戦記録がありません。
早稲田は5年振りの準決勝戦進出なのです。
1月2日明治に勝利し、1月12日に5年ぶりに帝京と決勝戦で戦えることを
期待し2018年の観戦記を終わります。
皆様、良いお年をお迎えください。
酔狂不安仙人
回のような奇跡的な逆転劇は初めてで
シビレました。
勝利の女神が早稲田を勝たせたのか
と思えるほどです。
試合は前半2分、キックオフボールを慶
応が自陣22mの奥でノックオンし早稲
田スクラムから右、左と振って⑪がトラ
イ(5点のみ)。逆に7分、今度は慶応に
攻め込まれ22m内側で早稲田⑩がキ
ックするも慶応にチャージされ懐に入り、そのままトライ(7点)を返される。
対抗戦早慶戦での早稲田の攻撃を慶応は良く研究したようで、早稲田は
なかなか敵陣に入れなく自陣でのディフェンスに時間を割く。前半終了前
の37分、タッチキックから敵陣に入った早稲田は、ラインアウトからのボ
ールをしっかりと繋ぎ、最後は➂が相手を引きずりながらトライ(7点)と前
半は12:7で終わる。
後半は早稲田は開始早々の42分、珍しくPGを狙い外す。 ミスやペナル
ティーで敵陣になかなか進めない早稲田に対し、慶応は果敢に攻め、早
稲田は必死のディフェンスで防ぐも54分早稲田のペナルティーからクィツ
クで大きく回しトライ(5点)をもぎ取る。(12:12の同点)
この後58分、早稲田はPGで3点先行するが、63分自陣ゴール近くの慶応
ボールスクラムからトライ(7点)を献上する。
残り時間が10分を切ると早稲田の攻撃も慶応陣で展開できるようになるが
慶応の防御も固くゴールは遠い。77分、慶応のペナルティーから早稲田ボ
ールのラインアウトのチャンスが来たがノットストレートの反則を取られ、こ
れで4点差のままで終わりかと思われたが、ここで慶応ボールのスクラムで
慶応が早稲田の押しでコラプシングの反則を取られチャンスは再び早稲田
に来る。
残り時間が1分を切った時点で、早稲田はこのペナルティーをタッチに蹴り
出しマイボールラインアウトとし、慎重にスローイン。この時点で80分終了
のホーンが鳴る。これからはミスやペナルティーで慶応に攻撃権が移れば
終わりだ。
早稲田はBKを含めた12,3名でのモールを作り慶応ゴールへ迫るが、慶応
も総員集合のモールディフェンスで対抗し譲らない。早稲田は前へ、右へ、
左へとポイントをずらしながらフェーズを重ね(二十数回?)執拗に攻撃し、
遂に慶応にオフサイドのペナルティー(早稲田のアドヴァンテージ)を誘う。
このアドヴァンを契機に早稲田は一挙にBK展開し、84分やや手薄になっ
ていた慶応ディフェンス陣のスキを突きタッチライン際を走り抜け⑪がイン
ゴールに飛び込んで勝利のトライを挙げた。
20:19の1点差、まさに薄氷の勝利である。
ゲームとしては前半は互角としても、後半は慶応に支配された展開であっ
たが、ここでもディフェンスが崩れること無く、我慢強く慶応を止めていたの
が印象的だった。
奇跡というのは4点差を追った最後の6分弱の早稲田の攻撃である。(サ
ドンデスのような状況で)6分という長い時間にミスなくペナルティーなく攻
撃を持続し続けた集中力が実に見事なのである。
春季の上井草での練習試合でポロポロミスばかりの状況が頭の片隅に
あるだけに、何処かでミスが出るのではとの危惧があり最後のトライまで
信じられない思いでした。
次はこれまた予想通りの準決勝早明戦です。難敵明治にはスクラムとキ
ープレイヤー対策が必要なことは言うまでもありません。
私の観戦ノートには2014年1月12日の国立競技場での大学選手権決勝
の帝京戦(34:41で敗北)以来、正月の選手権観戦記録がありません。
早稲田は5年振りの準決勝戦進出なのです。
1月2日明治に勝利し、1月12日に5年ぶりに帝京と決勝戦で戦えることを
期待し2018年の観戦記を終わります。
皆様、良いお年をお迎えください。
酔狂不安仙人
2018-12-24 11:38
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