2019年(令和1年)伊藤園用 3次(20) [自選集 通 期]
妻粋な 姐さん被りよ 年の暮れ
(つまいきな あねさんかぶりよ としのくれ)
病む友の パソコンを問う 冬支度
(やむともの ぱそこんをとう ふゆじたく)
オークション 沢庵噛みつ 競り合いぬ
新蕎麦や 到来すれば 間を置かず
(しんそばや とうらいすれば まをおかず)
高バシゴ 鋏の音や 秋彼岸
(たかばしご はさみのおとや あきひがん)
インゲンの 微かなにおい 夏の夕
(いんげんの かすかなにおい なつのゆう)
梅雨明けや 猛者が似合わぬ 犬を曳き
(つゆあけや もさがにあわぬ いぬをひき)
釣りボート 船跡広がり 夏の色
(つりぼーと ふなあとひろがり なつのいろ)
なければと 免許の話 半夏生
(なければと めんきょのはなし はんげしょう)
雨雲や 妻はスイカの 受粉しに
(あまぐもや つまはすいかの じゅふんしに)
ぼそぼそと 術後の友に 春少し
(ぼそぼそと じゅつごのともに はるすこし)
木魚あり 春の法事の 夢うつつ
(もくぎょあり はるのほうじの ゆめうつつ)
春ひばり 姪の息子に 嫁が来る
(はるひばり めいのむすこに よめがくる)
年月は 盗人なれども 春めぐむ
(としつきは ぬすっとなれども はるめぐむ)
悴みて 野仏枯葉を 集めたり
(かじかみて のぼとけかれはを あつめたり)
着付け待つ 父はクルマで 寒の朝
(きつけまつ ちちはくるまで かんのあさ)
(つまいきな あねさんかぶりよ としのくれ)
病む友の パソコンを問う 冬支度
(やむともの ぱそこんをとう ふゆじたく)
オークション 沢庵噛みつ 競り合いぬ
新蕎麦や 到来すれば 間を置かず
(しんそばや とうらいすれば まをおかず)
高バシゴ 鋏の音や 秋彼岸
(たかばしご はさみのおとや あきひがん)
インゲンの 微かなにおい 夏の夕
(いんげんの かすかなにおい なつのゆう)
梅雨明けや 猛者が似合わぬ 犬を曳き
(つゆあけや もさがにあわぬ いぬをひき)
釣りボート 船跡広がり 夏の色
(つりぼーと ふなあとひろがり なつのいろ)
なければと 免許の話 半夏生
(なければと めんきょのはなし はんげしょう)
雨雲や 妻はスイカの 受粉しに
(あまぐもや つまはすいかの じゅふんしに)
ぼそぼそと 術後の友に 春少し
(ぼそぼそと じゅつごのともに はるすこし)
木魚あり 春の法事の 夢うつつ
(もくぎょあり はるのほうじの ゆめうつつ)
春ひばり 姪の息子に 嫁が来る
(はるひばり めいのむすこに よめがくる)
年月は 盗人なれども 春めぐむ
(としつきは ぬすっとなれども はるめぐむ)
悴みて 野仏枯葉を 集めたり
(かじかみて のぼとけかれはを あつめたり)
着付け待つ 父はクルマで 寒の朝
(きつけまつ ちちはくるまで かんのあさ)
2020-01-17 05:05
nice!(0)
コメント(0)
コメント 0