SSブログ

仙人の「早慶戦観戦記」                                                        [早大ラグビー部2017]

          酔狂不安仙人 日記 2017.11.23

仙人b.jpg またまた雨天の秩父宮かと思っていた
 ら12時を過ぎると奇跡的に晴れ上が
 った。抜けるような青空をバックに、銀
 杏の黄色と緑の爽やかなコントラスト
 が早慶戦の舞台でした。

 この数年は引分けはあったが負けた
 ことのない早稲田だが、今年の慶応
 はセットプレイ特にラインアウトが上
 手く、BKにもWTB,FBに切れ味の
 良いトライゲッターも持っており、春
の早慶戦では早稲田に12:33で敗れたものの、シーズンに入り着
実に実力を発揮している。

一方早稲田は、セットプレイ、特にスクラムが安定せず、また辛抱し
きれずペナルティーを犯すし、ハンドリングミスも多く、時としてディフェ
ンスにほころびも見られ思うに任せた試合が殆ど出来ていない。
そんなことから、私の予想は今年は久しぶりに慶応が勝つか?という
ものであった。

   バックスタンドと銀杏
バックッスタンドと銀杏.jpg
   
   校歌を歌う早稲田の選手
校歌を歌う早稲田の選手.JPG

両者とも固い動きのスタートでしたが、12分慶応に攻め込まれ1トライ
を献上し、慶応が勢いづくかと思いきや14分、34分とPG2つを早稲田
が決め1点ビハインドで後半戦に突入。慶応の攻撃性と早稲田の守勢
が目立った。

早稲田はスクラムで押されるし、ノックオンは相変わらず多いしで、しか
も従来ならタッチに蹴り出してラインアウトにすべきところをPG狙いに
行くなど攻撃的な姿勢が見られなかった。
(ただこの一見ネガティブな姿勢が着実な勝利への途だったというこ
 とを後で知らされる)

後半に入り、6分早稲田が3ッ目のPGを決め9:7と先行すると慶応は
すかさず10分、ラインアウトからのモール攻撃で1トライを返し逆転、
さらに勢いづいて23分力づくのトライを取り、早稲田との点差を12点
と拡げる。

この12点差が慶応の命取りになるのではとフト思った。慶応はこの点
差であれば勝てるのでは、との気の緩みが出る。早稲田は逆にこれ
以上離されたら勝負が決まってしまう危機感からしっかり締るのでは、
と見たのだ。

結果はその通りとなった。27分早稲田の縦横織り交ぜた攻撃で1トラ
イ返し5点差、31分さらにたたみかけ1トライ返して23:21と再逆転し、
そのままノーサイドへ。なんとまあ・・・。

勝利という意味では喜ばしいが、あの前半のミスの多さ、スクラムの
弱さを見るにつけ、大学選手権が思いやられる。リーグ戦の上位校
や関西の天理などパワーのあるFWにいかにして対抗するのか?と。

ノーサイド後に両校選手.jpg 今日は大きなボロこそ出さな
 かったがラインアウトもまだ
 まだ弱いし、モール攻撃へ
 の対応も心もとない。
 今日の勝利はPG選択(今
 のFWではラインアウトから
 モールで押し込むことは出
 来ない)とSH斉藤のゴール
 キックの正確さかも知れな
 い。それに慶応BKの攻撃
 をほぼ止め切ったディフェ
 ンスも。

 12月3日の早明戦では、明
 治がどうよりも、自分たちの
 ラグビーを存分に発揮して
 欲しいものだ。それには、
 我慢して規律を守りペナル
 ティーを減らし、ハンドリン
 グミスを無くすこと。ディフェ
 ンスのカバーを早くし、攻撃
 のパターンを増やすこと。
 そして何よりネバーギブアッ
 プの精神力だ。 
 それに尽きる。

         酔狂不安仙人
nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。