SSブログ

2次選後(150) ~20180131 [自選集 通 期]

1/31wed 2018
春めくや 子だくさんの 岸の家
     (はるめくや こだくさんの きしのいえ)

1/30tue 2018
鮒を嗅ぐ 寺の前行く 釣り師かな
     (ふなをかぐ てらのまえいく つりしかな)
       
1/17wed
蝋梅や 思い出もまた かすかなり
     (ろうばいや おもいでもまた かすかなり)
        
1/3wed 2018
すり鉢や 三日とろろの 朝仕事
     (すりばちや みっかとろろの あさしごと)
        
1/1mon 2018
青ペンで 去年の賀状を 恩師褒め
     (あおぺんで こぞのがじょうを おんしほめ)
       
1/1mon 2018
戸のすきに 電車の音と 初明かり
    (とのすきに でんしゃのおとと はつあかり)
        
12/31sun 2017
ほうきやの 嬶が店出す 大晦日
     (ほうきやの かかあがみせだす おおみそか)

12/30sat 2017
拍子木の 遠く近くで 動きおり
     (ひょうしぎの とおくちかくで うごきおり)
       
12/29fri 2017
おしつまる 障子は小さき 紙を貼り
     (おしつまる しょうじはちいさき かみをはり)
        
12/24sun 2017
入院の 寝着でやつれ 聖夜かな
     (にゅういんの ねまきでやつれ せいやかな)
       
12/23sat 2017
犬が寝て 手が動きおり 冬至の夜
     (いぬがねて てがうごきおり とうじのよ)
       
12/18mon 2017
門前に 居酒屋開くを 待つ初冬
     (もんぜんに いざかやあくを まつしょとう)

12/17sun 2017
男とて 暮らしのことなど 渓紅葉
     (おとことて くらしのことなど たにもみじ)  
        
12/11sat 2017
亡父の名を ちゃんづけで呼ぶ 露時雨
     (ちちのなを ちゃんづけでよぶ つゆしぐれ)

12/7thu 2017
本線は 50万ボルトと 冬に咆え
     (ほんせんは ごじゅうまんぼるとと ふゆにほえ)

12/6wed 2017
室蘭に 母恋という街 寒夜かな
     (むろらんに ぼこいというまち かんやかな)

12/5tue 2017
秋深し 挑みし本を 置く今宵
     (あきふかし いどみしほんを おくこよい)

12/3sun 2017
さおだけぇ テープなれども 師走かな
     (さおだけぇ てーぷなれども しわすかな)

12/1fri
酉の市 住んだ街まで 廻り道
     (とりのいち すんだまちまで まわりみち)

11/30thu 2017
鹿野山 古寺は甍も 黄ばみおり
     (かのうざん こじはいらかも きばみおり)

11/26sun 2017
蓮根掘り もはや体験 すべからず
     (はすねほり もはやたいけん すべからず)

豊作や 僧が風切る スクーター
     (ほうさくや そうがかぜきる すくーたー)

11/21tue 2017
秋の句を 諳んじ若き 僧が行く
     (あきのくを そらんじわかき そうがいく)

11/16thu 2017
松茸や 薄いが施設の 土瓶蒸し
     (まつたけや うすいがしせつの どびんむし)

11/14tue 2017
故郷の 紅葉ひときわ チバニアン
     (ふるさとの もみじひときわ ちばにあん)

11/12sun 2017
人知れず コンビニ裏の アケビかな
     (ひとしれず こんびにうらの あけびかな)
       
11/6mon 2017
ふかしたる 大芋の湯気 子の目線
     (ふかしたる おおいものゆげ このめせん)

11/5sun 2017
秋の灯や 父の草書に 歯が立たず
     (あきのひや ちちのそうしょに はがたたず)

10/29sun 2017
もうとろう 妻まだまだと 柿笑う
     (もうとろう つままだまだと かきわらう)
 
10/27fri 2017
棄てられし 野菜崩れる 野分かな
     (すてられし やさいくずれる のわきかな)
        
10/26thu 2017
ヤギ二頭 草食む上に 柿千個
     (やぎにとう くさはむうえに かきせんこ)
       
10/22sun 2017
秋さわぎ ロボコン部室の 灯が揺れる
     (あきさわぎ ろぼこんぶしつの ひがゆれる)

10/21sat 207
野球部の 子ら声変わり オフの秋
     (やきゅうぶの こらこえがわり おふのあき)
        
10/13fri 2017
クレオメは 暑い日々から 三月咲き 
     (くれおめは あついひびから みつきさき)
        
10/12thu 2017
ウンという 仁王すじ雲の 空に立つ
     (うんという におうすじぐもの そらにたつ)
       
10/10tue 2017
秋日和 師の絵横目で 描けども
     (あきびより しのえよこめで えがけども)
        
10/8sun 2017
赤き紅 真っ赤なバイクの シニア行く
     (あかきべに まっかなばいくの しにあいく)
 
9/29fri 2017
秋彼岸 菓子量り売る ジジの店
     (あきひがん かしはかりうる じじのみせ)

9/28thu 2017
句碑ありて 根岸の里の 路地の秋
     (くひありて ねぎしのさとの ろじのあき)
       
9/20wed 2017
メール来る 友の秀句や 秋日和
     (めーるくる とものしゅうくや あきびより)
        
9/9sat 2017
遅き実を 黙って待ちし 糸瓜かな
     (おそきみを だまってまちし へちまかな)
       
9/1fri 2017
防災の 話あるとて 萩の家
     (ぼうさいの はなしあるとて はぎのいえ)
        
8/15tue 2017
墓地を掃く 少女なりけり 盆の朝
     (ぼちをはく しょうじょなりけり ぼんのあさ)
        
8/14mon 2017
盆の入り 夕に紅さす 花魁草
     (ぼんのいり ゆうにべにさす おいらんそう)
        
8/9wed 2017
長崎の空 絶対悪という響き
      (ながさきのそら ぜったいあくというひびき)
        
8/7mon 2017
盆踊り 帰りはスイカの 賞品と
     (ぼんおどり かえりはすいかの しょうひんと)
        
8/6sun 2017
原爆忌 朝一番の 草むしり
     (げんばくき あさいちばんの けさむしり)
       
7/23sun 2017
夾竹桃 愛煙患者の 吹き溜まり
     (きょうちくとう あいえんかんじゃの ふきだまり)
       
7/20thu 2017
姉に送る 我が家の桃の 宅急便
     (あねにおくる わがやのももの たっきゅうびん)
        
7/14fri 2017
熱帯夜 芳紀18歳が 枕辺に
     (ねったいや ほうきじゅうはっさいが まくらべに)
         
7/12wed 2017
香港の 一国二制度 明けぬ梅雨
     (ほんこんの いっこくにせいど あけぬつゆ)
        
7/8sat 2017
再会は 炎熱の日の ビル影で
     (さいかいは えんねつのひの びるかげで)
        
6/24sat 2017
空師いる 森の静けさ 梅雨最中
     (そらしいる もりのしずけさ つゆさなか)
        
6/23fri 2017
短夜や ミュシャの眼に 静まりぬ
     (みじかよや みゅしゃのまなこに しずまりぬ)
        
6/21wed 2017
梅雨寒や 老班ついに 手の甲に
     (つゆざむや ろうはんついに てのこうに)
        
6/19mon 2017
商店の 引越し荷物 鉢あじさい
     (しょうてんの ひっこしにもつ はちあじさい)
        
6/17sat 2017
タチアオイ 小路にラジオの 音漏れて
     (たちあおい こうじにらじおの おともれて)
        
6/13tue 2017
桃の実の ジューンドロップは 音もなく
     (もものみの じゅーんどろっぷは おともなく)
        
6/8thu 2017
ケータイで 焚き火の許可とる 梅雨の朝
     (けーたいで たきびのきょかとる つゆのあさ)

6/7wed 2017
美女柳 二日見ぬ間の 黄の乱舞
     (びじょやなぎ ふつかみぬまの きのらんぶ)
       
6/7wed 2017
早寝して かわず鳴く音の 一二分
     (はやねして かわずなくねの いちにふん)
        
6/4sun 2017
背を合わせ キャストする二人 水の上
     (せをあわせ きゃすとするふたり みずのうえ)
        
6/1thu 2017
茅萱の穂 道路に沿いて 飛びつくす
     (ちがやのほ どうろにそいて とびつくす)
       
5/31wed 2017
泰山木 母の金歯の 恋しかり
     (たいさんぼく ははのきんばの こいしかり)
        
5/30tue 2017
二株の スイカの開花に 通いづめ
     (ふたかぶの すいかのかいかに かよいづめ)
       
5/27sat 2017
泰山木 根元に続く 靴の跡
     (たいさんぼく ねもとにつずく くつのあと)
        
5/18thu 2017
焼き鳥を買って帰る 真っ赤な夕焼け
     (やきとりをかってかえる まっかなゆうやけ)
        
5/17wed 2017
タラの芽は 得られず戻る 山の駅
     (たらのめは えられずもどる やまのえき)
        
5/17wed 2017
五月雨や 県境の村の 道くねり
     (さみだれや けんざかいのむらの みちくねり)
        
5/17wed 2017
花ミズキ 赤のみ多き 村のあり
     (はなみずき あかのみおおき むらのあり)
        
5/15mon 2017
故郷の町並みは 歯の抜けるごと
     (ふるさとのまちなみは はのぬけるごと)
        
5/15mon 2017
友は孫に 店を譲りて ヤマボウシ
     (ともはまごに みせをゆずりて やまぼうし)
        
5/14sun 2017
桐の花 昔家業の 栄えた日
     (きりのはな むかしかぎょうの さかえたひ)
        
5/5fri 2017
ナツユキソウ 北海道からの 同居人
     (なつゆきそう ほっかいどうからの どうきょにん)
 
5/2tue 2017
春陰や 森繁が誦む 千曲川
     (しゅんいんや もりしげがよむ ちくまがわ)
       
4/29sat 2017
断崖の椿は 叫びつつ落ちて
     (だんがいのつばきは さけびつつおちて)
        
4/25tue 2017
オダマキは 虫ふところに あやしおり
     (おだまきは むしふところに あやしおり)
        
4/24mon 2017
東北の 茎わかめ届く 友の味
     (とうほくの くきわかめとどく とものあじ)
        
4/13thu 2017
桜舞う 息子今流 ハグ2回
     (さくらまう むすこいまりゅう はぐにかい)
        
4/6thu 2017
花愛でる 言葉を学ぶ 橋の上
     (はなめでる ことばをまなぶ はしのうえ)
        
4/3mon 2017
悪妻と 良妻はいつも 紙一重
     (あくさいと りょうさいはいつも かみひとえ)
        
4/2sun 2017
虫たちに 任せておけぬと 桃受粉
     (むしたちに まかせておけぬと ももじゅふん)
        
3/27mon 2017
作品展 うれし恥ずかし 春幻
     (さくひんてん うれしはずかし はるまぼろし)
         
3/24fri 2017
老班の手が 班なきを撫で別れ
     (ろうはんのてが はんなきをなでわかれ)
      
span style="font-size:x-small;">3/20mon 2017
桃は咲きてあり 弟は逝きてあり
     (ももはさきてあり おとうとはゆきてあり)
      
3/10fri 2017
また髪が 薄くなったねと 初雲雀
     (またかみが うすくなったねと はつひばり)

3/6mon 2017
安達太良の 麓でかすかな 息をする
     (あだたらの ふもとでかすかな いきをする)
       
3/6mon 2017
寝たきりの 視線すがしや 春の山
     (ねたきりの しせんすがしや はるのやま)
        
3/6mon 2017
出迎えは この顔なりき 夏の駅
     (でむかえは このかおなりき なつのえき)
       
3/1wed 2017
春眠や 父の遺した 軸の前
     (しゅんみんや ちちののこした じくのまえ)
       
2/22wed 2014
春燈や 万太郎の句を 口ごもる
     (しゅんとうや まんたろうのくを くちごもる)
        
2/15wed 2017
あげるけど 場所は秘密と ふきのとう
     (あげるけど ばしょはひみつと ふきのとう)
        
2/13mon 2017
ふきのとう 大雪報道の 日に届く
     (ふきのとう おおゆきほうどうの ひにとどく)
        
2/11sat 2017
初午や 祖母にひかれて 祠参り
     (はつうまや そぼにひかれて ほこらまいり)
        
1/26thu 2017
大寒や クリームすりこむ 白き爪
     (だいかんや くりーむすりこむ しろきつめ)
       
1/24tue 2017
寒風や 場末の店の 煮込みかな
     (かんぷうや ばすえのみせの にこみかな)
        
1/17tue 2017
統計は 最後ではないと 年男
     (とうけいは さいごではないと としおとこ)
       
1/15sun 2017
ブログ書く 今の農家の 冬仕事
     (ぶろぐかく いまののうかの ふゆしごと)
        
1/13fri 2017
寒坊主と 呼びし昔は 雪の中
     (かんぼうずと よびしむかしは ゆきのなか)
        
1/12thu 2017
朝練の 子が切なげに 咳をする
     (あされんの こがせつなげに せきをする)
       
1/11wed 2017
二年越し 鳥の名調べ 初ひかり
     (にねんごし とりのなしらべ はつひかり)
        
1/7sat 2017
寒の入り スーラの光 欲しいまま
     (かんのいり すーらのひかり ほしいまま)
        
1/6fri 2017
タオルまき 隣町まで 初湯かな
     (たおるまき となりまちまで はつゆかな)
        
1/3tue 2017
名を知らぬ 読者に一礼 ブログ初め
     (なをしらぬ どくしゃにいちれい ぶろぐぞめ)
        
1/2mon 2017
初詣 樹木葬とやらを 見て廻り
     (はつもうで じゅもくそうとやらを みてまわり)
        
12/31sat 2016
年の暮れ 青空文庫で 荷風読む
     (としのくれ あおぞらぶんこで かふうよむ)
        
12/25sun 2016
初氷 咳払いして ひとまたぎ
     (はつごおり せきばらいして ひとまたぎ)

12/20tue 2016
菊坂に 住まう人あり 鉢八手
     (きくざかに すまうひとあり はちやつで)
        
12/15thu 2016
脚線美 施設に入る 霜の朝
     (きゃくせんび しせつにはいる しものあさ)
        
11/23wed 2016
柿の葉を 描き短き 午後を終え
     (かきのはを えがきみじかき ごごをおえ)
        
11/7mon 2016
重吉と 加藤がつぶやく 秋の夜
     (じゅうきちと かとうがつぶやく あきのよる)
        
10/30sun 2016
絵を見せて 羞恥心なし 鰯雲
     (えをみせて しゅうちしんなし いわしぐも)
       
10/23sun 2016
磐梯の 赤き衣を 夢に見し
     (ばんだいの あかきころもを ゆめにみし)

9/26mon 2016
萩の家 まわり道行く 犬の恋
     (はぎのいえ まわりみちいく いぬのこい)
       
9/25sun 2016
カストロで チェの顔浮かぶ 彼岸明け
     (かすとろで ちぇのかおうかぶ ひがんあけ)
        ※フィデル・カストロとチェ・ゲバラ、稀代の英雄

9/24sat 2016
レシピ付け 瓢箪カボチャを 人にやる
     (れしぴつけ ひょうたんかぼちゃを ひとにやる)
        
9/6tue 2016
朝練の 子が駆けていく 残暑かな
     (あされんの こがかけていく ざんしょかな)
        
8/28sun 2016
風の盆 まだ見ぬ土地の いい女
     (かぜのぼん まだみぬとちの いいおんな)
        
8/26fri 2016
夏富士の 高く見ゆる日 友の逝く
     (なつふじの たかくみゆるひ とものいく)
        
8/20sat 2016
夏の闇 不沈戦艦の 慟哭や
     (なつのやみ ふちんせんかんの どうこくや)
        
8/16tue 2016
夏のデイ 迎えのバスの 人の笑み
     (なつのでい むかえのばすの ひとのえみ)

8/16tue 2016
デイに送り あとはしばしの 盆休み
     (でいにおくり あとはしばしの ぼんやすみ)
        
8/15mon 2016
空っぽの 通り我がものに 盆の朝
     (からっぽの とおりわがものに ぼんのあさ)

8/15mon 2016
盆休み 釣り三昧の 人ふたり
     (ぼんやすみ つりざんまいの ひとふたり)
        
8/13sat 2016
さあ帰ろ 迎え火小さき 角の家
     (さあかえろ むかえびちさき かどのいえ)
        
8/11thu 2016
朝夕に 山見る暮らしの なつかしき
     (あさゆうに やまみるくらしの なつかしき)
        
8/3wed 2016
泣きながら ボードで行く子 百日紅
     (なきながら ぼーどでいくこ さるすべり)
        
7/9sat 2016
カンナ咲く 国鉄官舎の 記憶ふと
     (かんなさく こくてつかんしゃの きおくふと)
        
いそいそと スイカの受粉 寝坊せず
     (いそいそと すいかのじゅふん ねぼうせず)
        
6/19sun 2016
この国は アオイ科様さま 夏の花
     (このくには あおいかさまさま なつのはな)
        
6/11sat 2016
親を看る 勲一等の 妻の顔
     (おやをみる くんいっとうの つまのかお)
        
6/8wed 2016
老班は 父親譲り 梅雨の夜
     (ろうはんは ちちおやゆずり つゆのよる)
        
6/3fri 2016
さくらんぼ 10個頬ばり 富士嗤う
     (さくらんぼ じゅっこほおばり ふじわらう)
        
5/27fri 2016
薫風や 被爆者の胸に 灯がともり
     (くんぷうや ひばくしゃのむねに ひがともり)
        
5/14sat 2016
野を歩き 鎌足ざくらを 語る人
     (のをあるき かまたりざくらを かたるひと)
        
5/10tue 2016
ツバメ入れ 戸を締め夜の ご飯かな
     (つばめいれ とをしめよるの ごはんかな)
        
三角の 角巻という 母の味
     (さんかくの つのまきという ははのあじ)
        
5/6fri 2016
新樹風 痩身の父に 強すぎて
     (しんじゅかぜ そうしんのちちに つよすぎて)
        
5/2mon 2016
犬癒えて 八十八夜の 月に吠え
     (いぬいえて はちじゅうはちやの つきにほえ)
        
鯉のぼり 見上げる孫の 脚長く
     (こいのぼり みあげるまごの あしながく)
        ※今ここにジジ、息子、孫と三代の男が揃っている。
         孫の脚が飛び抜けて長い、いいプロポーション

2016.4

荷風忌に 朗読を聞く すみだ川
     (かふうきに ろうどくをきく すみだがわ)
         
立つ人の 荷物を膝に 春の風
     (たつひとの にもつをひざに はるのかぜ)
        
壇蜜の NHK続々 僕は好き
     (だんみつの えぬえちけいぞくぞく ぼくはすき)
        
2016.3

ワンマンを 弾丸と聞いて 花曇り
     (わんまんを だんがんときいて はなぐもり)
       
もこもこと 啓蟄なれば 旅ごころ
     (もこもこと けいちつなれば たびごころ)
        
春景色 申告メリット 霞みほど
     (はるげしき しんこくめりっと かすみほど)
        ※春景色をうたった歌に「霞か雲か・・・」という歌
         詞があったが、こちらは「霞か塵か」。・・・納め
         た税金以上に返ってくるはずないじゃん

2016.2

春宵や もれいる女の 長語り
     (しゅんしょうや もれいるおんなの ながかたり)
        
茂吉忌の 今日の初雪 なごり雪
     (もきちきの きょうのはつゆき なごりゆき)
        ※2月25日は斎藤茂吉の命日。屋根に薄く積もった
         雪は当地の初雪だが、同時に今季最後の雪?


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。